「パートナーシップ構築宣言」参加へのご案内
2020/09/15
~大企業と中小企業が共に成長できる持続可能な関係を構築するために!~
経団連会長、日商会頭、連合会長及び関係大臣(内閣府、経産省、厚労省、農水省、国交省)をメンバーとする「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」において、「パートナーシップ構築宣言」の仕組みを創設することになりました。「パートナーシップ構築宣言」は、サプライチェーンの取引先や価値創造を図る事業者の皆様との連携・共存共栄を進めることで、新たなパートナーシップを構築することを、企業の代表者の名前で宣言するものです。
「パートナーシップ構築宣言」では、
1.サプライチェーン全体の共存共栄と規模・系列等を越えた新たな連携
2.親事業者と下請事業者との望ましい取引慣行(下請中小企業振興法に基づく「振興基準」)
の遵守を宣言し、ポータルサイトに掲載することで、各企業の取組の「見える化」を行います。
企業経営者の皆様におかれましては「パートナーシップ構築宣言」へのご参加を検討いただきたく、ご案内申し上げます。
<<企業経営者による 『パートナーシップ構築宣言』 の策定・登録・公表>>
❏取引先との共存共栄の取組や取引条件の「しわ寄せ」防止等を企業の代表者名で宣言し、ポータルサイトに公表
【パートナーシップ構築宣言の項目】
①サプライチェーン全体の共存共栄
②IT実装支援など規模・系列等を越えた新たな連携
③親事業者と下請事業者の望ましい取引慣行(振興基準)の遵守
・価格決定方法 ・型管理等のコスト負担
・手形などの支払条件
・知的財産、ノウハウの保護
・働き方改革等に伴うしわ寄せ防止
④その他独自の取組み(取引先満足度調査の実施/事業活動を通じて得られた利益やコストダウン等の
成果配分を取引先との間で‟50/50(フィフティ・フィフティ)“とする/「ホワイト物流」に関する「自主行動
宣言」を表明済み 等)
❏宣言企業は名刺や自社ホームページに「ロゴマーク」を掲載してPRに活用
❏国の一部の補助金の優先採択
①面的デジタル化やロボット導入等の革新的なビジネスモデル構築を支援する「ものづくり・商業・
サービス生産性向上促進補助金〔ビジネスモデル構築型〕」の加点措置(2020.8.7~)
②このほか「省エネ補助金」や「NEDOの研究開発補助金」の優先採択も検討中
<<個々の企業が「パートナーシップ構築宣言」に取組むメリット>>
<中小企業にとって>
「①新たな価値創造」の実現により、
❏系列・業種・規模・地域を超えた「オープンイノベーション」の推進
❏サプライチェーンの頂点企業を軸に、Tier2以下を含むサプライチェーン全体の競争力向上を自らの
課題と考え、中小企業へのデジタル化等の支援に繋がる。
「②適正な取引価格」の実現により、
❏「発注者と受注者の間」や「大企業の経営層と購買部門の間」にある、取引価格の実態に関する認識
ギャップの解消
❏取引条件の「しわ寄せ」防止や「適正な取引価格」の実現に繋がる。⇒その結果、新たな製品等の開
発、販売増加、コストアップ分の価格転嫁、生産性向上が進み、売上や利益が増加。新たな挑戦に向
けた設備投資や販路開拓、従業員の賃上げ等の原資が生まれる。
○「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金〔ビジネスモデル構築型〕」の加点措置が受け
られる(※省エネ補助金やNEDOの研究開発補助金の優先採択を検討中)
<大企業にとって>
❏サプライチェーン全体の競争力向上に繋がる。
❏企業価値が向上し、「ホワイト企業」として認知される。
❏「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金〔ビジネスモデル構築型〕」の加点措置が受け
られる(※省エネ補助金やNEDOの研究開発補助金の優先採択を検討中)
‟パートナーシップ構築宣言”登録については「パートナーシップ構築宣言ポータルサイト」をご覧ください。