当会は福祉や医療の対象者とされ地域・職場の日常から分け隔てられている人々も、さまざまな場面や支援の工夫を含めて、地域の他の人々と一緒に暮らし、一緒の職場で働くことを試み、そうした経験を積み重ねてゆくことを事業として取り組んでいます。 　2019年の参議院選挙で当選した舩後氏、木村氏の例でわかるように、福祉の対象になると働くことが出来ず、働こうとすると福祉を使えなくなります。厚労省もこのことを問題として認識はしており、審議会の重要なテーマとなっています。 　しかし、より深刻な問題は、障害や病気を抱えて他人の世話になって生きることが必要になったとたんに、もう地域や職場で共に生き・働くことなどできないと思い込んでしまう私達ひとりひとりの中にあります。ハローワーク越谷の向かいにある当会の本部・世一緒（よいしょ）では、障害のある人たちが交代で電話番や接客をしています。市民まつりや産業フェスタなどにも出展していますので、ぜひ出会っていただきたいと思います。 　せんげん台イオンの並びにある就労移行支援事業所「世一緒」では、さまざまな障害のある人々の実習職場を開拓し、週1日数時間といった働き方からスタートして、職場と本人が徐々に付き合い方を覚えてゆくことをじっくり支援しています。 　このほかさまざまな取り組みをしています。会員の皆様、よろしくご指導ください。